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黒部源流で岩魚釣り 2013年8月 

  先日,黒部川の源流域で岩魚釣りをして来ました。
 黒部川の源流といえば,上ノ廊下,黒ビンカなどと言われる切り立った断崖に囲まれた日本有数の秘境そして沢登りの難所として知られる場所です。


 私は,渓流釣りも沢登りの経験もなかったのですが,友人から,危ない場所には行かないからと誘われ,ついて行ったのでした。
 黒部ダムから登山道に入り,断崖に架けられた木の梯子をいくつも渡り,激しいアップダウンのある山道をひたすら歩くこと6時間,釣りのベースとなる奥黒部ヒュッテに到着しました。
 そこから黒部川の河原に入り,雪解け水がゴウゴウと流れる冷たい川を腰まで水に浸かりながら渡渉する(川を渡る)こと5,6回,やっと目的地である上ノ廊下手前に辿り着きました。

 友人は,危ない場所には行かないと言っていたのですが,断崖に架けられた20メートルの木の梯子を渡る際や,腰下まで浸り黒部川の激流に抗しながら渡渉する際には,充分に生命の危険を感じました。
 釣果は,岩魚4匹でした。
 黒部の源流岩魚を釣れたこと,手付かずの大自然の中で遊べたことはとても有意義でしたが,目的地に辿り着くまでの大変さを考えると,1度体験してみれば充分かなと思いました。

(文責:江口)